開催概要

名称 第103回大腸癌研究会学術集会
The 103rd Meeting of Japanese Society for Cancer of the Colon and Rectum
当番世話人 五井 孝憲 (福井大学医学部 第一外科)
会期 2025年7月3日(木)〜4日(金)
会場 ザ・グランユアーズフクイ(ホテルフジタ福井)
福井県繊協ビル
福井銀行本店ビル
演題募集期間 2025年3月5日(水)〜4月17日(木)正午(予定)
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主題 主題Ⅰ 結腸癌・直腸癌に対する術前治療の最前線
主題Ⅱ 高齢者大腸癌の治療戦略
主題Ⅲ 大腸癌取扱い規約第9版の検証と今後
主題詳細 主題 I 結腸癌・直腸癌に対する術前治療の最前線
直腸癌に対する術前治療として、術前放射線化学療法、術前化学療法、Total neoadjuvant therapyなどが各施設で行われてきたが、2024年度版大腸癌治療ガイドラインでは局所再発リスクが高い症例に術前放射線化学療法を行うことが弱く推奨されているのみである。現在も術前治療が各施設で行われているが、施設間でのレジメンは様々であり本邦でのエビデンスに乏しい状況が続いている。また、結腸癌に関しては術前治療のエビデンスはほとんどない状況にある。各施設の術前治療の現状や治療成績について報告頂き、術前治療のあり方について議論して頂きたい。

主題 II 高齢者大腸癌の治療戦略
本邦では高齢化が進んでおり、大腸癌治療の高齢者が占める割合が今後も増えていくことが予想される。高齢者は重度全身併存疾患を有する患者も多く、手術においては合併症を併発した際のADLの低下や周術期死亡リスクの観点から、術式や郭清範囲、人工肛門造設の有無、周術期管理などの議論が必要である。薬物療法や放射線治療においても非高齢者と同様の治療は難しい場合が多く、高齢者に対する特有の治療戦略が必要である。そのため、高齢者に安全で効果的な治療を実践するための戦略について議論して頂きたい。

主題 III 大腸癌取扱い規約第9版の検証と今後
2018年に大腸癌取扱い規約が第9版に改訂され6年が経過し、次の改訂に向け検証が必要である。第9版では、特に進行度分類に関して大きな変更があり、UICC分類との整合性を図るために細分類法が選択されたものの、本邦独自の規定因子であるN3を組み込む分類となった。本研究会では多数のプロジェクト研究が進行中であり、進行度分類とともに様々な観点から第9版の検証を行い、今後の改訂について議論して頂きたい。
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