開催概要


当番世話人 白水 和雄(久留米大学医学部外科学講座 主任教授)
研究会 会期:平成22年1月15日(金)
会場:久留米萃香園ホテル
〒830-0013 福岡県久留米市櫛原町87
各種委員会・
世話人会
日時:平成22年1月14日(木)
会場:久留米萃香園ホテル
〒830-0013 福岡県久留米市櫛原町87
演題募集期間 2009年9月9日(水)〜10月28日(水)
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主題 主題 I 大腸癌のリンパ節転移個数とstagingおよび予後評価の妥当性
主題 II 早期大腸癌に対する内視鏡治療(Polypectomy,EMR,ESD)後の遠隔成績
主題 III 小腸癌 - 診断・治療の実態
主題詳細 主題 I 大腸癌のリンパ節転移個数とstagingおよび予後評価の妥当性
リンパ節転移は大腸癌の予後規定因子の重要な一つであり、補助化学療法の適応の指標にもなっている。本邦の大腸癌取扱い規約におけるリンパ節転移度は、部位によるリンパ節群分類から、TNM分類との整合性があり、予後を反映できることから転移個数による分類に変更された(第7版、2006)。しかしながら、3個以下・4個以上という転移個数の分類が妥当かどうかの検証はされていない。転移リンパ節個数からみた進行度や予後の評価を,他の予後因子などと比較検討し、討議していただきたい。

主題 II 早期大腸癌に対する内視鏡治療(Polypectomy,EMR,ESD)後の遠隔成績
大腸内視鏡機器の進歩や技術の向上に伴い,内視鏡を用いた早期大腸癌に対する治療適応も拡大されてきた。一方治療ガイドラインでは,早期癌に対する治療方針のなかで、内視鏡的摘除術後の追加治療の適応基準が掲げられている。このような原則の下で内視鏡治療が施行された早期癌の経過、転帰についての十分な検証は行われていない。本主題では内視鏡治療後根治術の手術結果(リンパ節転移の有無,残存癌病巣の有無など)および遠隔成績,サーベイランスの方法を明らかにし,追加治療の適応基準について討論していただきたい。

主題 III 小腸癌 - 診断・治療の実態
小腸癌は稀な疾患であり、その臨床像は捉えにくく診断も難しい。近年、カプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡が開発され,小腸癌の早期診断や術前診断が可能となっている。小腸癌の外科的治療は腸管切除やリンパ節郭清の範囲が明確に規定されていない。また、術後の補助化学療法も確立しておらず,予後や治療成績は明らかでない。本主題では、空腸・回腸癌の診断と治療の実態を明らかにし、治療成績の向上について討論していただきたい。
事務局 第72回大腸癌研究会事務局
久留米大学医学部外科学講座
赤木 由人
〒830-0011 福岡県久留米市旭町67
E-mail: jsccr72@umin.ac.jp
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