開催概要


当番世話人 冨田尚裕 兵庫医科大学 外科学講座 下部消化管外科
研究会 会期:2016年7月1日(金)
会場:グランフロント大阪 コングレコンベンションセンター
(〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F)
演題募集期間 2016年3月1日(火)〜4月12日(火)4月27日(水)正午
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主題 【主題Ⅰ】遺伝性大腸癌 —基礎から臨床まで—
【主題Ⅱ】大腸癌に対する開腹手術と腹腔鏡手術の適応 
【主題Ⅲ】大腸癌取扱い規約 改訂の検証
主題詳細 主題Ⅰ 遺伝性大腸癌 —基礎から臨床まで—
家族性大腸腺腫症 (FAP)とLynch 症候群に代表される遺伝性大腸癌は、全大腸癌の数%ではあるが、若年発癌や多重癌などの特徴もあり、癌診療上は非常に重要な疾患概念である。待望されていた遺伝性大腸癌ガイドラインも2012年に大腸癌研究会を中心に編纂・刊行され、新規のスクリーニング法なども提唱されている。現時点での遺伝性大腸癌について、基礎・臨床(診断・治療)多方面からの検討を期待する。

主題Ⅱ 大腸癌に対する開腹手術と腹腔鏡手術の適応 
大腸癌に対する腹腔鏡手術の適応は、現行の大腸癌診療ガイドラインにおいてはかなり限られた記載となっているが、NCDのデータなどからは直腸癌を含めて半数以上の症例に腹腔鏡手術が行われている現状もある。また最近報告されたJCOG0404試験では腹腔鏡手術の非劣性が証明されなかった。現時点で、大腸手術の教育、医療経済の点も含めて、各施設でのデータも示して、総合的に両手術の適応についての検証を行っていただきたい。

主題Ⅲ 大腸癌取扱い規約 改訂の検証
大腸癌取扱い規約は2014年から第8版に改訂となり、基本的にはTNM分類と整合性を持って多くの記載法が変更された。その中で、従来のSM癌も浸潤距離によって、T1aとT1bに細分類され、また、“EX”の導入はこれをリンパ節転移と同等に扱うため、従来のStageIIからIIIへ, StageIIIaからIIIbへ変更される症例が増加することになる。これら取扱い規約の改訂に関して、それによる治療法の変更を含めて、検証を行っていただきたい。
アンケート調査 主題Iの遺伝性大腸癌について、我が国の第一線の専門施設における診療の現状を知るべく、アンケート調査を行いたいと思います。主題IIの大腸癌に対する開腹と腹腔鏡手術の適応については、第82回大腸癌研究会(東京)の際にもアンケート調査が行われましたが、その後のJCOG0404試験の結果報告なども踏まえてどのような変化があるか、簡単なアンケート調査を行いたいと思います。いずれもご施設の負担を極力軽減すべく簡単な回答形式のアンケートとしますので、ご協力のほど、何卒宜しくお願いいたします。

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大会事務局 兵庫医科大学 外科学講座 下部消化管外科
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