名称 | 第91回大腸癌研究会 The 91st Meeting of Japanese Society for Cancer of the Colon and Rectum |
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当番世話人 | 高橋 慶一(がん・感染症センター 都立駒込病院 外科) |
会期 | 2019年7月5日(金) |
会場 | 浜松町コンベンションホール 〒105-0013 東京都港区浜松町二丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー 5・6F http://www.hmc.conventionhall.jp/ |
演題募集期間 | 2019年3月20日(水)〜 |
主題 | 主題Ⅰ 大腸癌肝転移の治療戦略 主題Ⅱ 大腸NETのすべて |
主題詳細 | 主題Ⅰ 大腸癌肝転移の治療戦略 大腸癌肝転移は切除により治癒可能な癌と考えられる。近年、全身化学療法の進歩により、切除困難な肝転移に対しても、積極的に切除が行われるようになった。このような状況に鑑み、大腸癌研究会でも大腸癌肝転移のデータベースを作成し、現在データを集積中である。大腸癌肝転移に対する外科切除の最適な適応条件とはどのようなものか、liver firstの治療をすべきか、他の遠隔転移等がある場合の治療方針はどうすべきか、周術期化学療法は必要か、術後の補助化学療法は行うべきか、等未解決な点も多い。また治療環境が変わり、これまで用いられた肝転移のgrade分類も改訂が必要な可能性がある。そこで、大腸癌肝転移に対する諸問題について明らかにし、その治療成績から最適な治療戦略について議論したい。 主題Ⅱ 大腸NETのすべて 消化器に発生する神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor : NET)は年間人口10万人に3〜5人の新規患者が発生する比較的まれな腫瘍である。その中で日本では大腸NETは膵NETに次いで多い腫瘍である。2010年にWHO分類が改訂され、NET G1,NET G2,NECに分類された。大腸癌取扱い規約第9版ではNET G1およびNET G2をカルチノイド腫瘍、NECは内分泌細胞癌と分類されている。2015年に日本でも診療ガイドラインが出されたが、大腸癌治療に比べて、データが少なく、エビデンスレベルⅣおよびⅤの報告から治療方針が立てられており、根拠にやや乏しい点が多い。大腸NETにおける病理学的診断の問題点、内視鏡的治療や外科治療の適応をいかに決定するか、Ly0V1のカルチノイド腫瘍に対してリンパ節郭清をするかどうかについては意見が分かれるところである。また遠隔転移や再発例に対する治療についても定まったものがないのが現状である。大腸NETの治療戦略に対するコンセンサスが得られることを期待したい。 |
アンケート調査 | 大腸NETの治療に関するアンケート調査を行います。 |
大会事務局 | がん・感染症センター 都立駒込病院 外科 |
運営事務局 | 株式会社コンベンション
リンケージ 〒102-0075東京都千代田区三番町2 TEL:03-3263-8697 FAX:03-3263-8687 E-mail:jsccr91@c-linkage.co.jp |