第106回大腸癌研究会学術集会

開催概要

名称

第106回大腸癌研究会学術集会
The 106th Meeting of Japanese Society for Cancer of the Colon and Rectum

会期

2027年1月28日(木)・29日(金)

会場

浜松町コンベンションホール 
〒105-0013 東京都港区浜松町二丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー 5・6F
http://www.hmc.conventionhall.jp/

当番世話人

上野 秀樹(防衛医科大学校 外科学講座)

演題募集期間

2026年9月8日(火)〜10月20日(火)登録はこちら

主題

主題Ⅰ 大腸癌診療における病理診断体系-今後の発展性
主題Ⅱ T1大腸癌に対する局所摘除後のサーベイランス
主題 III 再発大腸癌に対するベストプラクティス

主題詳細

主題Ⅰ  大腸癌診療における病理診断体系-今後の発展性

がん医療における病理診断体系が担う役割は、病理診断が臨床転帰と強固に関連し、個別化治療戦略の決定過程において精緻な指針となることにある。また、外科病理学の発展上には形態学を基盤とした腫瘍生物学の新たな構築も期待される。近年、簇出の評価法に関して国際的な標準化が進み、低分化胞巣やDR分類など、新たな指標の臨床的・分子生物学的意義も認識されつつある。ゲノム医療の発展が著しい現代においても、病理報告書に記載される顕微鏡下での評価所見は臨床医にとって重要ながん情報である。
本主題では、大腸癌診療における病理診断情報の臨床的有用性を最大限に高めることを目指し、「大腸癌取扱い規約」で新たに扱うべき病理所見や、既存因子の評価法・検体の扱いに関する改善を提言いただくとともに、これらを踏まえた今後の病理診断体系の発展性について議論いただきたい。

主題Ⅱ  T1大腸癌に対する局所摘除後のサーベイランス

本邦では内視鏡治療後のpT1大腸癌の治療アルゴリズムが整備され、本研究会のプロジェクト研究ではこの妥当性検証が行われ、加えてリンパ節転移予測ノモグラムも開発された。一方、追加手術非施行例に対する内視鏡治療後のサーベイランス方法は確立されておらず、これは複数の国際ガイドラインで特定の術後サーベイランス方法が推奨されている状況と対照的である。最適な検査modalityの選択、検査の実施頻度および期間について、明確な指針は示されていない。
本主題では、pT1大腸癌の局所摘除(内視鏡的切除、経肛門的局所切除)後の至適サーベイランス方法の構築を目指し、各施設で行っている標準的なサーベイランスの実際を提示のうえ議論いただきたい。

主題 III 再発大腸癌に対するベストプラクティス

再発大腸癌はその解剖学的進展様式が多岐にわたるため、治療戦略の標準化は初発大腸癌以上に困難である。しかしながら、再発症例の治療成績向上は大腸癌症例全体の予後改善に不可欠な要素である。近年、外科的治療技術、薬物療法、放射線療法において顕著な進歩が報告されているものの、これらの最新技術を如何にして再発大腸癌治療に最適化するかについては更なる研究が求められている。さらに、拡大手術施行後の身体的・精神的・社会的負担の軽減を目的としたMDTの充実や、根治が困難な症例に対するQOLの維持を目的とした緩和医療学の発展も、再発大腸癌診療の中核的課題である。
本主題では、各施設における再発大腸癌に対する取り組みを踏まえ、再発大腸癌診療における再発形式や患者因子に応じた最適な治療指針・ベストプラクティスの提案を期待したい。

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