開催概要

名称 第68回大腸癌研究会
当番世話人 牛尾 恭輔(国立病院機構九州がんセンター 院長)
研究会 平成20年1月25日(金)
各種委員会・世話人会 平成20年1月24日(木)
会場 JALリゾート シーホークホテル福岡
〒810-8650 福岡市中央区地行浜2-2-3
http://www.hawkstown.com/
演題募集締め切り 2007年10月31日 11月14日(水)正午
登録はこちら
参加費 5000円
抄録集 1000円
主題 主題I) 大腸の多重がん
主題II) 大腸癌の転移・再発に対する外科治療
第68回大腸癌研究会
事務局
国立病院機構 九州がんセンター
岡村 健
〒811-1395 福岡県福岡市南区野多目3丁目1番1号
TEL: 092-541-3231  FAX: 092-551-4585
運営事務局・
お問合せ先
〒102-0075 東京都千代田区三番町2三番町KSビル
(株)コンベンションリンケージ内
TEL:03-3263-8697  FAX:03-3263-8693
E-mail:jsccr68@umin.ac.jp


主題

主題I) 大腸の多重がん

大腸は他の臓器に比して、遺伝性、家族性の癌を含め、多発がんや重複がんが多く発生します。そこで今回、大腸癌取り扱い規約(第7版、2006年3月)で新しく決まった定義(以下)に従って、わが国での実態を明らかにしたいと思います。なお今回、ポリポーシス症候群に合併した癌は除きます。しかしHNPCCは、多重がんと関連が深いので含みます。その定義はAmsterdamの診断基準II(1999年)に従って下さい。

<多発癌、重複がん、多重がんの定義>
(1) 大腸多発癌とは、大腸に原発性の癌腫が2個以上発生したものである
(2) 重複がんとは、他の臓器や器官に悪性腫瘍が発生したものである
(3) 大腸の多発癌と重複がんが共に発生した例は、多発・重複がんとする
(4) 多発癌と重複がんを包括する用語として多重がんを使う
注1:多発癌では個数を、重複がんでは臓器名を記載する
注2:多発大腸癌で、M癌の場合はそれを付記する
注3:同時性か異時性かを記載する

<同時性癌、異時性癌の定義>
(1)1年未満の期間に診断された癌を同時性癌とする
(2)1年以上の期間に診断された癌を異時性癌とする
(3) 同時性癌と異時性癌が共にある場合は、同・異時性癌とする。

主題II) 大腸癌の転移・再発に対する外科治療

大腸癌の特徴の一つは、転移・再発に対しても外科治療で治癒が望める場合があることです。しかし、その手術適応や手術前後の治療戦略は施設毎に異なっているのが現状です。また近年の化学療法や放射線療法の進歩により、外科治療の適応が変わる可能性も出てきました。今回は、大腸癌の肝・肺・リンパ節・腹膜などの転移・再発、また、それらが複合した転移・再発の場合の手術適応と治療成績、外科治療の限界などについて論じていただきたい。さらには術前、術後の化学療法や放射線治療による外科治療の適応拡大の可能性についてもご発表いただきたく存じます。

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