アンケートへのご協力のお願い

謹啓 皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、第80回大腸癌研究会では、アンケートへのご協力をお願いしております。会員施設の皆様にはお手数をおかけしますが、詳細を第80回大腸癌研究会ホームページにてご確認の上、Webフォームからご回答くださいますようお願いいたします。
 なお、アンケートの概要および設問を送付させていただきますので、併せてご覧いただきますようお願い申し上げます。調査結果の公表に際し、回答いただきましたご施設の施設名は明記させていただきますが、回答内容の詳細が施設名とともに公表されることは一切ありません。なお、このアンケートは、大腸癌研究会倫理委員会において審査され、倫理面での問題が無いことを承認されております。
解析処理の正確性および迅速性を考慮して、Webフォームからお答え頂きます。会員施設の皆様には、お手数をおかけして恐縮ですが、下記記載のURLにアクセスして頂き、回答フォームよりお答えくださいますようお願いいたします。その際、アンケート依頼状に記載しているID・パスワードを入力してから設問にお入りください。
 末筆ながら、会員施設の皆様のご健勝と今後ますますのご活躍を心より祈念申し上げます。 謹白

第80回大腸癌研究会 当番世話人
国立がん研究センター東病院臨床開発センター
 落合 淳志

設問

主題Ⅰ(外科): 遠隔転移のない切除可能な進行下部直腸癌の治療(設問一覧) 
主題Ⅲ(病理): 大腸内分泌腫瘍における病理組織診断の現状調査、および新WHO分類の有用性に関する多施設アンケート調査(設問一覧) 
提出期限: 2013年11月30日(土)12月16日(月)正午まで締切を延長しました
※これ以上の延長は行いませんので、ご注意ください。
※12月16日(月)正午時点で「回答途中」の回答は削除いたしますのて、ご了承ください。
回答マニュアル: PDF(684KB)
訂正: お送りした設問に一部訂正がありました。ご確認をお願い致します。
主題Ⅲ 質問1
1.4 脈管侵襲の評価にH.E以外に必ず使用する染色を記載してください。*
 いずれか一つ選択⇒複数選択可

締め切りました。たくさんのご回答ありがとうございました。

アンケート 概要

主題Ⅰ 進行直腸癌における治療法の新展開 ―術前、術後、化学療法、化学放射線療法―

進行直腸癌の治療においては、手術療法に加え新たな治療戦略が展開されている。とくに下部進行直腸の進行癌では、手術単独治療ではその治療成績に限界が認められることもしばしばである。ガイドラインでは術後補助化学療法は推奨されているが、最近では術前の化学放射線療法や化学療法も検討されている。一方、欧米では術前化学放射線療法が標準治療とされているが問題点も残る。根治性やQOLの向上を目指した最近の各治療を検討していただき、適応やその長所および短所を含め報告していただきたい。

アンケート調査: 今回の第80回大腸癌研究会において研究会会員施設より「遠隔転移のない切除可能な進行下部直腸癌の治療」に関するアンケート調査を実施し、現在行われている手術法の状況、現在行われているまたは計画済みの術前・術後の補助療法の実態などについて集計する。その結果を把握して第80回大腸癌研究会で報告し、本邦における進行下部直腸癌の集学的治療の今後の方向性における一助としたい。

主題Ⅲ 新しいWHO分類に基づいた内分泌腫瘍の診断と治療方針

内分泌腫瘍における WHO分類が大きく改訂され、消化器においては、neuroendocrine tumor grade 1 (NET G1), neuroendocrine tumor grade 2 (NET G2), neuroendocrine carcinoma(NEC)及び mixed adenoneuroendocrine carcinoma (MANEC)に統一して分類されることとなった。日本の大腸癌取扱い規約ではNET G1, G2に相当する腫瘍はカルチノイド、NECに相当する内分泌細胞癌に分類されており、MANECに該当する分類は存在しない。以上の現状から、日本における内分泌腫瘍の診断は異なる分類法を用い、統一されていない診断名を使用して行われている可能性が高い。また、内分泌腫瘍の診断には多数の特殊染色、免疫染色が施設の特性と病理医の判断により使用されており、染色法や評価方法も統一されていない可能性がある。本主題においては新しい WHO分類に基づいた内分泌腫瘍の診断と、日本の大腸癌取扱い規約との比較検討を行っていただくことで、両者に存在する問題点を抽出していただきたい。症例集積研究、希少例の報告、いずれも歓迎する。

アンケート調査: 上述の現状を把握し問題点を解決するため、日本における内分泌腫瘍病理診断の現状調査と、内分泌腫瘍の多施設検討が必要である。本研究において我々は、大腸癌研究会参加施設における大腸内分泌腫瘍における病理診断の現状をアンケート調査し、新しい WHO分類の妥当性を検討することで、将来的に日本の現状に適し、海外の分類と整合性のある分類を作成するための基礎情報を蓄積したい。

アンケート内容に関する問い合わせ先

国立がん研究センター東病院臨床開発センター臨床腫瘍病理分野 小嶋基寛,落合淳志
mokojima@east.ncc.go.jp
国立がん研究センター中央病院病理・臨床検査科 九嶋亮治
rkushima@ncc.go.jp

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