開催概要


当番世話人 山田一隆 大腸肛門病センター高野病院
研究会 会期:2016年1月15日(金)
会場:ホテル日航熊本(熊本県熊本市)
演題募集期間 2015年8月25日(火)〜10月1日10月9日(金)
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主題 主題Ⅰ 大腸癌診断における新たな検査・診断方法の有用性
主題Ⅱ StageIVの細分類
主題Ⅲ 括約筋間直腸切除術(ISR)の適応と長期成績
主題詳細 主題Ⅰ 大腸癌診断における新たな検査・診断方法の有用性
大腸癌に対する検査・診断方法は、主に注腸X線検査、大腸内視鏡検査ならびに血液検査(腫瘍マーカー)が行われてきました。しかし、画像診断法と内視鏡解像度システムの飛躍的進歩とともに、新たな内視鏡検査としてのカプセル内視鏡が活用されつつあります。さらに、診断的バイオマーカーとしての新たな血液検査も開発されつつあり、今後の診断システムの画期的な質向上が期待されます。そこで、新たな検査・診断方法としての、①CT colonography、②大腸内視鏡検査(NBI, BLI, AFI, i-scan OE,他)、③大腸カプセル内視鏡検査、④PET-CT、⑤血液検査(P53抗体, miR-21, DPEP-1,他)、などの有用性について検討して頂きます。

主題Ⅱ StageⅣの細分類
TNM分類第7版(2009年)では、M1の細分類(M1a,b)とStageⅣの細分類(StageⅣA,B)が行われました。その後、第75回大腸癌研究会(2011年)において「StageⅣの細分類」が主題として討議が行われ、大腸癌取扱い規約第8版(2013年)でもM1の細分類(M1a,b)が行われましたが、TNM分類と若干の相違があるのが現状です。StageⅣ大腸癌における転移巣切除や化学療法の有用性が証明されつつあり、StageⅣ細分類の必要性が考慮されます。そこで、①M1aとM1b症例の予後の比較、②肝転移・肺転移・腹膜転移の程度を考慮した予後の比較、③肝転移・肺転移の予後分類(Grade分類)、などに基づいたStageⅣ細分類について検討して頂きます。

主題Ⅲ 括約筋間直腸切除術 (ISR) の適応と長期成績
下部直腸癌に対するISRは、大腸癌取扱い規約第8版より手術治療として明記されました。しかし、大腸癌治療ガイドライン2014版では「術者の経験・技量を考慮して慎重に適応を決定する」とされており、ISRの標準化に向けた今後の対策が重要となります。そこで、①下部直腸癌に対するISRの適応基準と長期成績(予後,術後合併症,術後排便機能,他)、②直腸切断術と比較した根治性における非劣性、③他の括約筋温存手術と比較した術後の排便機能障害、④腹腔鏡手術によるISRの有用性、などについて検討して頂きます。
アンケート調査 第84回大腸癌研究会において研究会会員施設より「下部直腸癌に対するISRの適応基準と長期成績」に関するアンケート調査を実施し、本邦におけるISRの有用性に関する実績を集計します。その結果より得られた課題を明示し、今後のISRの標準化に向けた対応を明確にして参ります。
大会事務局 大腸肛門病センター高野病院
〒862-0924 熊本市中央区帯山4-2-88
TEL: 096-384-1011
運営事務局 株式会社コンベンションリンケージ
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