開催概要

名称 第101回大腸癌研究会学術集会
The 101st Meeting of Japanese Society for Cancer of the Colon and Rectum
当番世話人 室 圭 愛知県がんセンター 薬物療法部
会期 2024年7月11日(木)〜12日(金)
会場 名古屋コンベンションホール
(〒453-6102 愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60-12 グローバルゲート)
演題募集期間 2024年3月13日(水)〜4月24日(水)5月7日(火)正午
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主題 主題Ⅰ 直腸癌側方郭清の今とこれから
主題Ⅱ 大腸癌薬物療法における個別化治療の最前線
主題Ⅲ 遺伝性大腸腫瘍のすべて
主題詳細 主題 I 直腸癌側方郭清の今とこれから
JCOG 0212試験(ステージII、III期下部直腸癌において、国際標準術式であるmesorectal excision(ME)単独は、国内標準術式であるME +側方郭清との比較において、非劣性が認められなかった)の結果が報告されて久しい。しかし、未だ側方郭清に対する考え方は、各施設でさまざまであり、歴史的背景、ロボット手術、術前CRT (chemoradiotherapy)、TNT (total neoadjuvant therapy) の導入などにより、今後さらに変わっていくと考えられる。各施設での治療方針、現状を報告していただき、側方郭清の今後のあり方について議論していただきたい。

主題 II 大腸癌薬物療法における個別化治療の最前線
近年、切除不能進行・再発大腸癌では、遺伝子異常に基づく薬剤開発や治療法開発の進歩が著しい。一方で、効果予測因子や有害事象対策、当該治療ライン以外の治療戦略、周術期における治療戦略など、多くの課題が残っている。また、薬物療法の有効性や安全性は、年齢(若年、高齢者)、性差、原発部位、前治療などの影響も受けるため、遺伝子異常以外の要因に基づく個別化も重要な課題である。本セッションでは、広い視野に立った薬物療法における個別化の実践や治療成績を報告していただき、日常臨床における治療戦略や今後の薬剤開発につなげるための議論の場としたい。

主題 III 遺伝性大腸腫瘍のすべて
遺伝性大腸腫瘍の代表として、家族性大腸腺腫症(FAP)とリンチ症候群(LS)が挙げられる。これまで本研究会のプロジェクト研究において、これら遺伝性大腸腫瘍のデータ解析がなされ、多くの成果を発信してきた。一方で、近年のがんゲノム医療の進歩にはめざましいものがあり、遺伝性大腸腫瘍の診断や治療、サーベイランス等に大きな影響を及ぼしている。今回、あらためて現状を評価していただき、遺伝子大腸腫瘍における今後の課題を検討したい。FAPやLS以外の稀少疾患の経験や取り組みについてもご報告いただき、議論を拡げたい。
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